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自然化粧品と無添加化粧品間違った成分とは?

自然化粧品と無添加化粧品の間違った成分とは?

 

●表示指定成分は悪者!?

自然とか天然という言葉に、女性は特に弱いのではないでしょうか。

あるいは、植物系とか無添加という言葉にも無条件で良い印象を持つと思います。

 

食生活の面からみれば、これらの言葉が身体に良い食品のキーポイントになるかもしれませんが、化粧品に関しては良いイメージだけを膨らませるもので、実質的に肌の健康とは関係がないと断言できます。

自然化粧品は一時的なブームを呼びましたが、もともとは自然食品ブームの亜流で脚光を浴びたに過ぎません。

一般の消費者は、自然の素材でつくられた価格の安い化粧品、というような認識をしていたのではないでしょうか。

 

しかし、その実体は肌環境を破壊するような成分ばかりを寄せ集めてつくった、評価のしょうもない化粧品なのです。

そのような化粧品が非常によく売れるようになったのは、1982年から2001年3月まで実施されていた「表示指定成分」の制度のためでした。

表示指定成分とは、かぶれを起こしやすい成分を昔の厚生省が指定し、それらの成分を使用する場合には必ず商品に表示するよう義務づけたものです。

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その目的は、かぶれてしまったときにどの成分が原因か特定しやすくするためと、かぶれの予防でした。

主な指定成分は酸化防止剤や防腐剤のエデト酸、パラベン、ジブチルヒドロキシトルエンなどです。

これらは、ふつうの純石けんにも含まれますから、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

 

それぞれの成分には確かに毒性がありますが、かぶれるのは使用する人の肌のバリアゾーンが壊れている場合だけです。

合成界面活性剤の入っていない石けんを使っていれば、何かの原因で特別に肌荒れでもしていない限り、バリアゾーンを壊すことはありません。

バリアゾーンが壊れなければ、表示指定成分が皮肉に浸透するはずもなく、かぶれることもないのです。

 

逆に、表示指定成分が入っているということは、その成分が酸化・腐敗しやすい天然素材の植物油脂を多く使っていることの証拠になりましょう。

また、「香料」にも防腐剤の作用があります。

天然の油脂を原料にすると、どうしても油指が酸化して臭いを放つようになりまずから、それが使用する人の鼻につかないように「香料」を入れて「いい香り」を持続させ、使いやすくさせています。

 

したがって、「無香」の商品は途中から臭わないもの、つまり、もともと天然油脂ではない原料が使われているというわけです。

もう一度復習をすると、表示指定成分となっていた化学添加物は、肌環境を壊さない原料を使用しているために必要なものであり、それ自体がかぶれを起こすことは滅多にないものでした。

ところが、ひとたび「化学添加物は怖い」「かぶれの原因になる」という意識が消費者にインプットされると、人々はその呪縛から抜け出せなくなったのです。

 

そして、表示指定成分はイコール悪玉という観念にとらわれてしまいました。


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●「無添加」、「自然」のからくりとは?

この誤解が、「無添加」をアピールした化粧品の出現につながったのです。

表示指定成分を添加しないためには、酸化・腐敗しやすい天然素材を使わなければいい。

 

最初から腐らないし、半永久的に変質もしない合成ポリマーを化粧品の基剤に使い、乳化剤には合成界面活性剤を使う。

これなら腐らないし、イヤな臭いもしませんから「無添加」でいけます。

コストも安い上、大量生産ができますから価格も安く設定できます。

 

もうおわかりのように、無添加化粧品あるいは自然化粧品は、名前のイメージからくるような「自然素材を基調とした肌にやさしい化粧品」の、実際は対極にあるような化粧品になっているわけです。

しかし、いったん固定したイメージはそう簡単にくつがえることはありません。

その後は、メーカー各社の理解に苦しむ矛盾したキャッチコピーに消費者は踊らされていくようになりました。

 

「ホホパ油を使用」「お肌を守るアミノ酸系」「石油は使っていません」など、どんな言葉も消費者の自然志向をくすぐったのです。

ホホパ油は植物油ですから、石油のような鉱物油を使うよりずっと安全な感じですが、本当に自然のホホパ油を使っているなら酸化しやすいはず。

なのに、酸化防止剤も入っていないということは、どう考えたらいいのでしょうか。

 

また、ホホパ油自体は値段の高い原料ですが、ベタつき感がなくて感触は良いものの、角質層を補強するという基礎化粧本来の目的からいえば、他の油なみの効果しか期待できない材料なのです。

石油にしても、成分中に含まれる芳香族炭化水素という毒性の強い不純物のせいで悪者にされていますが、高度に精製すれば毒性は消え、安全なものになります。

身近なものではメンタームがそのいい例でしょう。

 

石油と同じ鉱物油脂のワセリンにハッカなどを混ぜたものですが、これなどはどこの家でも年齢に関係なく、幅広い用途に使われる家庭の常備薬といってよいのでは?

アミノ酸系が肌を守るなどというのも、一種の幻想です。

他の合成界面活性剤に比べて毒性は低いものの「酸性だから石けんより肌に良い」わけがありません。

 

今では洗顔フォームやシャンプー、ボディシャンプーに至るまで応用され、すっかり石けんにとって代わった感もありますが、アミノ酸石けんが角質層内に浸透しやすいことや、バリアを弱めやすい性質のものであろうことは前にも述べたとおりです。

このように、どんなに良さそうな原料が使われていようと、皮膚の仕組みを無視したり、合成ポリマーが皮膚環境を壊したりすれば、化粧品としての価値は一転してしまいます。

そのへんが今までは消費者の目で見極めることができませんでしたが、全成分表示が義務づけられた以上、自然化粧品の決して自然でない中身がはっきりと確認できるはずです。

 

消費者は、メーカーサイドのおいしいコピーに惑わされないために、これからは成分についての知識を深め、成分構成と矛盾するようなキャッチコピーを出すメーカーは疑ってかかるなど、一方通行ではないチェック感覚を養うことが大事ではないかと思います。

それがまた、自分の肌をこれ以上早く老化させないための、最良の対策にもなると思うのですが、いかがでしょう。

 

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